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今日は節分です。
中国では春節という大きな行事の幕開けです。
国内でも横浜中華街が今日から春節祭とのこと。

さて、タイトルの文字は何と読むかわかりますか?
これで「ついな」または「おにやらい」と読みます。
実はこれ、節分の豆まきの起源になった
宮中の年中行事のことなのです。

この鬼を払う行事は、古くは中国に始まり、朝鮮を通じて
日本にも7世紀末に伝わりました。
もとは大晦日の夜に悪鬼・疫病・災難などを追い払うために
宮中で行われた鬼を追い払う儀式でした。
方相氏(ほうそうし・目が4つある仮面かぶる。これは常人の見えないものが見えることを表す)
が盾と矛を用いて鬼(目には見えません)を追います。
平安時代にこのスタイルが定着します。

鎌倉時代になると次第に庶民もお目にかかるようになります。
というのも京都や奈良の大寺院が行事に取り入れるようになったからです。
今日まで続く修二会(しゅにえ)がまさにそれです。
鬼が冬の象徴としてとらえられ、春の訪れを祝い、大安を祈る意味合いに変わります。
冬を追い出す、という点ではヨーロッパのカーニバルと似てますね。
具体的には、咒師走り(しゅしばしり・鈴を持ってお堂の中を走り回って魔を払う)
をするようです。

ちなみにこの追儺は伝統芸能の「能」の発展に関係があるようです。
さらに余談ですが、南北朝時代頃の日本では
村のなかにもこの鬼払いが定着していたようです。
「豆まき」もこのころ始まったとか。
しかし当時の鬼払いは、
適当な旅人に餅(災いの標的)を無理やり背負わせて鬼役とし、
挙句集団リンチする、という何とも迷惑なものだったとか。
鬼役になった旅人が可哀想過ぎる!

小生宅では今年も元気に豆まきをしました。
道路を通る人に豆が当たらんばかりに。
柊と焼嗅(やいかがし・鰯の頭を焼いて串に刺したもの)を
玄関に飾ったし、これで今年も安泰です。
去年も書いたけど、豆まきやる家って少ないんですかね。
今年もご近所さんから掛け声は聞こえてきませんでした・・・。



前回に引き続き絵日記投稿です。
再生してみると、色を決めるのに迷いがあるのがわかりますね
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